【台湾】日立製作所、昇降機大手の永大機電にTOB[製造](2018/10/29)

日立製作所は26日、台湾のエレベーター製造大手、永大機電工業の発行済み全株を対象とした公開買い付け(TOB)の実施を決定したと発表した。永大機電を完全子会社化し、製品競争力を強化することで中国やアジアでの事業拡大を図るのが狙い。

TOBの実施は、関係政府当局による承認を得た上で、2019年中に開始、完了する計画。1株当たり60台湾元(約220円)で買い付ける。日立グループは同社株11.7%を保有しており、全株を取得した場合の買収額は約216億5,800万元となる。

日立製作所はTOBに当たり、台湾に特定目的会社(SPC)を設立。公開買い付けの実施を開始後、特定目的会社が日立製作所または台湾の銀行から資金を借り入れることを検討している。

日立製作所の広報担当者はNNAに対し、「世界での昇降機の新設市場は、アジアの需要拡大によって、年率2%台の安定成長が見込まれている一方で、需要の半分以上を占める中国では近年、競争が激化している」と指摘。永大機電の子会社化により、「製品ラインアップの拡充や、部品などの調達コストの低減、営業拠点の連結によるシナジー効果が見込める」と説明した。

公開買い付け完了後は、永大機電のコスト競争力と、日立製作所が強みとするモノのインターネット(IoT)などの技術力を融合し、製品競争力の強化や保全サービスの高度化を進め、アジアでの展開を加速したい考え。

永大機電は1966年の設立。台湾のほか中国でも集合住宅用エレベーターを中心に事業展開している。

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