【タイ】9月MPIは2.6%減、17カ月ぶり下落[製造](2018/11/01)

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タイ工業省工業経済事務局(OIE)が発表したタイの9月の製造業指数で、付加価値ベースの鉱工業生産指数(MPI、季節調整なし、速報値、2011年=100)は前年同月比2.6%下落の111.2となった。前年同月比でマイナスとなるのは17カ月ぶり。寄与率が最も高い自動車・部品の「車両・トレーラー」が、輸出の落ち込みにより2カ月連続で下落したことなどが響いた。

9月の付加価値ベースのMPIは、20業種中13業種がマイナス。下落率は、「電気機器」の22.1%が最も大きかった。「繊維」「家具」「ゴム・プラスチック製品」が続いた。寄与率が10%を超える4業種(車両・トレーラー、食品、コンピューター・電子・光学製品、ゴム・プラスチック製品)は、プラスとマイナスが半々で明暗が分かれた。一方、「医薬品」「機械・機器」「衣服」は2桁伸長した。

今年第3四半期(7~9月)の付加価値ベースのMPIは、1.0%上昇。11四半期連続でプラスを維持した一方、伸び率は17年第3四半期をピークに4四半期連続で縮小した。1~9月は前年同期比2.9%上昇の115.3だった。

■米中貿易摩擦は状況注視

10月31日付各紙によると、OIEは今年通年の付加価値ベースのMPIについて、当初予測の「2.5~3.0%上昇」を据え置いた。第4四半期は、農産物の収穫期や年末の書き入れ時に入るため、再び上昇するとみている。

一方、米中貿易摩擦の製造業への影響についてOIEのイティチャイ副事務局長は、「現時点では見られない」と指摘。ただ中国に輸出して同国でタイヤなどに加工され米国に輸出される天然ゴム関連は「今後落ち込む可能性がある」と話した。

■9月の設備稼働率66%

設備稼働率(季節調整なし)は66.4%。前月とほぼ同水準だったものの、前年同月比2.1ポイント下落した。

20業種のうち、寄与率が10%を超える4業種(車両・トレーラー、食品、コンピューター・電子・光学製品、ゴム・プラスチック製品)は、前月比ではゴム・プラスチック製品が2.1ポイント下落したほかはプラス。前年同月比では、コンピューター・電子・光学製品がプラスだったほかは下落した。

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