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【ミャンマー】東急建設、ヤンゴン―マンダレー線で受注[運輸](2018/10/23)

東急建設は19日、国際協力機構(JICA)が円借款で支援する、ミャンマー最大都市ヤンゴンと第2の都市マンダレーを結ぶ既存鉄道の改修で、バゴー管区ニャウンリビン~タウングー間(116キロメートル)の軌道、土木工事などをミャンマー国鉄(MR)から受注したと発表した。

タウングー駅の現況(東急建設提供)

タウングー駅の現況(東急建設提供)

英国植民地時代に整備されたヤンゴン・マンダレー線は、ヤンゴンから首都ネピドーを経由してマンダレーを結ぶ全長約620キロの重要幹線。工事は、ヤンゴン―バゴー管区タウングー区間の第1期、タウングー―マンダレー間の第2期に分けて推進され、東急建設が手掛けるバゴー管区ニャウンリビン~タウングー間は第1期に含まれる。116キロの沿線に16駅があり、軌道工事、土木工事、橋りょう工事、構内工事、信号工事一式、通信工事一式など一連の鉄道工事を行う。予定工期は今年11月~22年10月まで。9月28日に首都ネピドーで契約に調印した。

第1期のうち最初のパッケージとなるバゴー管区バゴー~ニャウンリビン間の改修については、9月初旬に鉄建建設のコンソーシアムが契約を結んだ。

タウングーからマンダレーを結ぶ第2期の入札は年明け以降に公示される見通し。現在、ヤンゴン―マンダレー間(約620キロメートル)は片道で約15時間もかかり、脱線事故も多い。

東急建設は、20年までの中期経営計画の国際事業戦略で、東南アジア、南アジアでの鉄道・道路領域の建設事業拡大を目指している。

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