【インド】電動二輪開発の新興企業、来年の発売目指す[車両](2018/10/16)
インドで電動二輪車の開発を手掛ける新興企業、ウルトラバイオレット・オートモーティブは、2019年の商業生産開始を目指している。同年後半に第1号となる高級二輪車を発売する計画だ。ファイナンシャル・エクスプレス(電子版)が13日に伝えた。
ウルトラバイオレットが開発を進めている二輪車は、排気量200~250ccクラスの内燃機関型バイクに匹敵する走行性能で、最高速度は時速150キロメートル。実用化された場合、国内の同クラスのバイクで最も速いモデルとなる見通しだ。
同社の創業者であるナラヤン・スブラマニアム氏は現在の開発状況について、「性能を評価するためにまだ試験を行う必要があるが、商業生産の段階にかなり近づいている」と説明した。商業生産開始に向けて、来年初めに南部カルナタカ州ベンガルール(バンガロール)近郊に年産能力1万台超の組み立て工場を設置する計画という。
ウルトラバイオレットは、ベンガルールで15年12月に設立された。地場二輪車大手TVSモーターが総額1億1,000万ルピー(約1億6,650万円)を出資しており、株式25.76%を保有する。