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【香港】尖沙咀のオフィス価格、2年で24%上昇へ[建設](2018/10/09)

香港不動産仲介大手の美聯集団(ミッドランド・ホールディングス)の子会社、美聯工商舗(ミッドランドIC&I)はこのほど、尖沙咀に位置するオフィスの価格が向こう2年で24%上昇するとの見方を示した。香港―深セン―広州を結ぶ高速鉄道「広深港高鉄」香港区間の開通を押し上げ要因に挙げた。香港経済日報が伝えた。

このうち高級(A級=甲級)オフィスは24~28%、中級(乙級=B級)オフィスは24%それぞれ値上がりするとみている。

美聯工商舗によると、高速鉄道の開通に伴い、中国本土への移動の利便性が高まる上、西九龍駅に隣接するオフィスビルの開発が今後始まることもあって、尖沙咀一帯での投資に注目が集まっている。他の繁華街に比べオフィスの価格に値ごろ感があることも好材料だという。

報告では、「香港島セントラル(中環)・美利道(マーレーロード)にある商業用地(面積3万1,000平方フィート=約2,880平方メートル)が昨年、過去最高額で落札されたことを受け、中区の高級オフィスの価格は1年で平均3割上がった。同様のことは今後、尖沙咀でも起こる」と指摘。西九龍駅に隣接して開発する予定のオフィスは、1平方フィート当たりの価格が3万HKドルを超えると見込まれている。

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