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【シンガポール】移民局、電子入国カードの試験運用開始[観光](2018/10/04)

シンガポール移民局(ICA)は4日から3カ月間にわたり、「電子入国カード」の試験運用を行う。同国に渡航する外国人は、空港、国境検問所、フェリーターミナルの入国審査場で従来の紙の入国カードに記入する代わりに、事前にウェブサイトまたはモバイルアプリを通じて必要な情報を提出できる。

シンガポールでは現在、感染症の拡散防止といった衛生・安全上の理由から、就労ビザや学生ビザなどの長期滞在許可を持たない外国人に対して入国の際に、◇パスポート番号◇フライト番号◇渡航前の滞在場所◇シンガポールでの滞在先住所――などの情報を入国カードに記入して提出することを義務付けている。

ICAは電子入国カードの導入で、審査の効率性向上を図る。電子入国カードが本格導入されれば、年間約4,800万枚の紙のカード削減にもつながるという。また外国人は入国審査でパスポートを提出するだけで済む。

試験期間中はICAの職員が、空港などの審査場で紙の入国カード記入前の渡航者を対象に、電子入国カード利用への協力を呼び掛ける。

電子入国カードは複数の言語に対応するほか、家族や小規模のグループであればまとめて情報を提出できる。また、モバイルアプリには記入事項を保存しておくことも可能で、前回渡航した際の情報を利用できるという。

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