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【フィリピン】丸紅が送迎バス実験、東南アで事業化視野に[運輸](2018/10/03)

丸紅は2日、マニラ首都圏でデジタル技術を活用したシャトルバスサービスの実証実験を開始したと発表した。実験で得たノウハウや技術を生かし、東南アジア諸国連合(ASEAN)を中心に運行管理(フリートマネジメント)サービスの事業化を目指す。

実験は、今年6~11月の半年間実施する。ドイツのウンダー・モビリティー・ソリューションズと提携して実験を進める。米ナウコムのマニラオフィスに勤務する従業員400人を対象に、スマートフォンのアプリで送迎用のシャトルバスを予約できるサービスを提供する。乗車位置などから運行ルートを最適化し、車両の運用効率を向上させる。マニラでは交通渋滞が深刻で、実験を通して同問題の解決に貢献していく。

実験終了後、人工知能(AI)やビッグデータなどのデジタル技術を活用し、フリートマネジメント事業に進出する。インドネシアやタイなどのASEAN各国、ジャマイカ、英国などで、商用車を運用する企業に対し、サービスを提供していく計画だ。

ウンダー・モビリティーは、フィリピンのほかインド、ブラジルなどでカーシェアサービスやシャトルサービスを手掛けている。登録者数は約100万人という。

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