【マレーシア】マの貿易収支、米中貿易戦争でも黒字維持[経済](2018/09/25)

米国と中国の貿易戦争がマレーシア経済に影響を及ぼすのは避けられない情勢となっているが、経済専門家の間では輸出が今年と来年は伸びを維持し、貿易収支の赤字転落を免れるとの見方が出ている。24日付スターが伝えた。

マレーシアにとって米中は最も重要な貿易相手国。合わせて貿易の23%を占める。このため、貿易戦争の激化が輸出に悪影響を及ぼす見込み。特に中国が電子部品など生産財の主要輸出先となっていることから、輸出の落ち込みが懸念されている。

しかし、地場Amバンクグループの主席エコノミストであるアンソニー・ダス氏は同紙とのインタビューで、2019年の発効が予定される環太平洋連携協定(TPP)の効果でパーム油、天然ゴム、電子製品などが新たな市場に参入できることや、リンギ安に支えられて、輸出は18年に7%、19年に5%程度の伸びを記録できると指摘。これによって18、19年の貿易収支は国内総生産(GDP)比2~2.5%程度の黒字になると予想している。ただ、黒字幅は17年のGDP比3%を下回る。

シンガポール系OCBC銀行(マレーシア)の幹部も同様の見方。貿易戦争は中間財の輸出に逆風となるものの、代替効果で悪影響が相殺されるほか、米国政府がアップル製品の部品などを関税引き上げの対象から外すと見込まれることから、電子製品の輸出に及ぶ影響が緩和されると指摘している。

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