【タイ】8月の車輸出0.4%減、10カ月ぶりマイナス[車両](2018/09/20)
タイ工業連盟(FTI)が19日発表した8月の自動車輸出台数は、前年同月比0.4%減の10万2,513台だった。10カ月ぶりに前年同月を下回った。主要市場のオセアニア向けが4.1%減だったほか、4市場が落ち込んだ。1~8月の輸出台数は前年同期比3.5%増の75万4,624台とプラスを維持した。
8月の輸出台数を仕向け地別に見ると、オーストラリアを含むオセアニアが4.1%減の3万1,723台で1位。マイナスは3カ月連続となった。アジアが21.3%増の3万820台で続いた。アジアは4カ月連続のプラスで全体をけん引している。3位は欧州で9.0%増の1万3,687台。3カ月ぶりにプラスとなった。以下、中東が15.1%減の8,590台、中南米が15.4%減の7,454台、北米が41.3%減の6,409台、アフリカが91.0%増の3,830台で続いた。
8月の輸出台数を車種別に見ると、1トンピックアップトラックは7.0%増の5万6,706台。ピックアップの派生車である乗用ピックアップ(PPV)は3.9%減の9,610台、乗用車は9.3%減の3万6,197台と縮小した。
8月の部品などを含む自動車輸出額は5.4%増の806億バーツ(約2,789億円)、1~8月は前年同期比3.7%増の5,871億バーツだった。
■バイク輸出は4%増
8月のバイクの輸出台数は、前年同月比4.2%増の6万4,550台。4カ月連続でプラスとなった。完成車(CBU)が1.6%減の2万8,940台と4カ月ぶりに縮小した一方、完全組み立て部品(CKD)は9.4%増の3万5,610台と4カ月連続で拡大した。1~8月のバイク輸出台数は前年同期比3.4%増の58万2,307台だった。