【マレーシア】現政権で原発導入の予定なし、首相が明言[公益](2018/09/20)

マレーシアのマハティール首相は18日、現政権下で原子力発電を導入する計画はないと明言した。放射線廃棄物の処理などで、安全性を確保できないことなどを理由に挙げている。19日付スターが伝えた。

同首相は、コスト面での原子力発電の優位性などに理解を示しながらも、放射性廃棄物の処理などを考慮すると、安全性に疑問が残るとの懸念を表明。「この問題などが解決されない以上、少なくとも現政権で原子力発電を導入する考えはない」と強調した。

ナジブ氏率いた前政権は、経済改革プログラム(ETP)の中で2021~22年に2カ所で原子力発電所を稼働する方針を示していたが、日本での福島第一原発の事故を受けて目標を30年に延期。さらに詳細な調査が必要として、同年以降に計画がずれ込む可能性を示唆していた。

一方でヨー・ビーイン・エネルギー・環境技術・気候変動・環境相は、全発電量に占める再生可能エネルギーの割合を現在の2%から20%まで高める目標時期を30年に先送りすることを示唆した。19日付ニュー・ストレーツ・タイムズによると、同相は「当初予定の25年までに実現できなくても、12年後の30年には達成が可能」とコメント。現在も目標の実現に向けて関係者と協議を重ねているとした上で、「適切な時期にあらためて声明を発表する」と述べた。

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