【ベトナム】ホンダ、小型SUV「HR―V」初投入[車両](2018/09/19)
ホンダ・ベトナム(HVN)は18日、小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「HR―V」の新型を発表した。ベトナム市場へのHR―V投入は初めて。同車種に相当する小型SUVの販売は国内初という。
新型HR―Vは5人乗りで、タイの工場で生産した完成車(CBU)を輸入する。グレードは「G」と「L」の2タイプある。ボディーカラーは全6色で、グレードGが3色、グレードLが5色となっている。価格はグレードとボディーカラーによって異なり、付加価値税(VAT)込みで7億8,600万ドン(3万3,800米ドル、約378万円)~8億7,100万ドン。全国のディーラーで8月に予約の受け付けを開始し、10月半ばから順次納車していく予定だ。
HVNの桑原俊雄社長は、「気持ちが若く、ライフスタイルのスタイリッシュさを車で表現したい方に乗ってもらいたい」とコメント。HVNが販売するSUVとしては、好評を得ている「CR―V」に次ぐ2車種目となることに言及し、「7人乗りのCR―Vよりも一回り小さいHR―Vは、コンパクトさで新規顧客を魅了するとみている」と話し、既存車種の販売には影響を与えないとの見方を示した。
桑原社長によると、8月からこれまでに約300台の予約を受けているという。納車を開始する10月半ばから年度末となる来年3月までに1,000台を販売したい考えだ。
HR―Vは2014年に日本で発売されて以来、100カ国・地域余りで人気を博しており、数々の賞を受賞している。世界の累計販売台数は今年8月時点で約180万台に上った。