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【台湾】台北の誠品でいわさきちひろ展、11月11日まで[社会](2018/09/17)

オープニングセレモニーに出席したいわさきちひろの長男の松本猛さん(左から2人目)と誠品の林婉如副総経理(同3人目)ら=15日、台北市(NNA撮影)

オープニングセレモニーに出席したいわさきちひろの長男の松本猛さん(左から2人目)と誠品の林婉如副総経理(同3人目)ら=15日、台北市(NNA撮影)

台湾でも人気の絵本画家、いわさきちひろ(1918〜74年)の生誕100年を記念した展覧会が、15日から台北MRT(台北捷運)の中山駅と双連駅を結ぶ地下街にある書店「誠品R79」で開催されている。11月11日まで。

書店や雑貨店、ホテルなどを展開する誠品とちひろ美術館の共催。いわさきちひろの作品を高精度に再現できるピエゾグラフという技術で拡大し、巨大なパネルや書店のガラス窓を使って見せるインスタ―レーション(空間を使った展示)として地下街を歩く人が誰でも楽しめるようにした。

また日本のトラフ建築設計事務所がいわさきちひろの絵によく登場する帽子から発想を得て作成した「子どものへや」の展示や、いわさきちひろの絵に谷川俊太郎が書き下ろしの詩をつけた絵本「なまえをつけて」の紹介も行っている。台湾全土の誠品の書店では、いわさきちひろの絵本や関連書籍を紹介し、高雄の百貨店「高雄大遠百」でもサテライト展を開催している。

15日のオープニングセレモニーには、いわさきちひろの長男でちひろ美術館常任顧問の松本猛さんが挨拶し「展示品を見て、子どものころの夢をもう一度思い出してほしい」などと語った。

いわさきちひろの絵を使った展示物の一つ=15日、台北市(NNA撮影)

いわさきちひろの絵を使った展示物の一つ=15日、台北市(NNA撮影)

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