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【タイ】セントラル・プーケット、旅行者に照準[商業](2018/08/31)

9月10日に開業予定のセントラル・プーケット外観のイメージ(セントラル・パタナー提供)

9月10日に開業予定のセントラル・プーケット外観のイメージ(セントラル・パタナー提供)

タイの流通大手セントラル・グループの商業施設開発・運営部門セントラル・パタナーは30日、9月10日に南部プーケットで開業予定の大型商業施設「セントラル・プーケット」の詳細を発表した。プーケットの旅行者数が向こう3年で年2,000万人に到達すると予想される中、購買力の高い外国人旅行者やビジネス客を主なターゲットに展開していく。

セントラル・プーケットは、既存の商業施設「セントラル・フェスティバル・プーケット」近くの111ライ(17万7,600平方メートル)の土地に建設。4階建てで、延べ床面積は40万平方メートル。スーパー「セントラル・フード・ホール」やスポーツ用品店「スーパースポーツ」、映画館「SFXシネマ」、コンビニエンスストア「ファミリーマート」などのほか、400以上のライフスタイルブランドやレストランなどが入居する。

施設の一部は順次開業していく計画で、3Dの歩行型アドベンチャーが体験できるアトラクションは11月、2万5,000種以上の生物を展示する水族館は来年第1四半期(1~3月)に開業する。事業総額は200億バーツ(約680億円)。

来場者は外国人旅行者が半分を占める見通しで、セントラル・パタナーのパコーン最高執行責任者(COO)は「セントラル・プーケットは質の高い観光客に照準を置いた施設」と説明。観光客向けのマーケティングには30億バーツを投資する計画で、グループが展開する旅行者向け会員カード70万件のデータベースを活用する。旅行者の中でも、中国や日本、韓国などのアジアの富裕層の若者、ロシアや欧州の長期滞在者、出張者をターゲットにする方針だ。

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