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【香港】7月の小売売上高、前年同月比7.8%増[商業](2018/08/31)

香港政府統計処が30日発表した7月の小売売上高(速報値)は、前年同月比7.8%増の388億5,000万HKドル(約5,520億円)だった。17カ月連続のプラス成長。伸び幅は前月(修正値)から4.1ポイント鈍化した。伸び幅が1桁台となるのは今年1月以来。

物価変動を除いた数量ベースでは前年同月比5.9%増で、伸び幅は前月から3.9ポイント鈍化した。

小売売上高を品目別(金額ベース)にみると、金額の大きい宝飾品・時計・高級贈答品は16.8%増の72億5,300万HKドルと伸びた。プラス成長は13カ月連続。旅行者に人気の医薬品・化粧品は12.7%増の43億300万HKドルと堅調だった。

耐久消費財は5.7%増の53億4,200万HKドルで、このうちスマートフォンなどのエレクトロニクス機器を含む未分類の耐久消費財と電気製品は5.7%増の32億3,300万HKドル、自動車・自動車部品は6.7%増の14億3,800万HKドルとなった。

衣類・靴類・関連製品は3.6%増の51億2,700万HKドル。内訳は衣類が3.4%増の44億800万HKドル、靴類・関連製品・その他は5.5%増の7億1,900万HKドルとなった。

香港市民の消費が支えるスーパーマーケットの商品は0.7%増の44億7,000万HKドルで、百貨店のスーパー部門を含めると1.3%増だった。百貨店は8.6%増の39億7,300万HKドルと引き続き伸びた。食品・酒類・たばこは3%増の31億5,300万HKドル。

政府報道官は「良好な就業状況と香港訪問客の増加が短期的に消費を下支えする」と分析。その上で「外部環境の不確実性が高まれば、消費マインドが悪化する可能性もある」と付け加えた。

1~7月の小売売上高は前年同期比12.6%増の2,865億8,400万HKドル。数量ベースでは11%増えた。

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