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【中国】日本産ビスフェノール、AD措置延長を調査[化学](2018/08/30)

中国商務省は29日、日本と韓国、シンガポール、台湾を原産地とする化学品ビスフェノールAについて、反ダンピング(不当廉売、AD)関税措置の期限切れに伴う見直し調査(サンセットレビュー)を行うと発表した。AD措置を継続するかどうかを判断する。

商務省は2007年8月から、日本などを原産地とするビスフェノールAに対しAD措置を適用していた。当初の期限である5年が経過した13年8月には、5年間の延長を発表。今回は2度目の期限到達を前に、国内の関連メーカーである南通星辰合成材料や上海中石化三井化工、中石化三菱化学聚タン酸ジ(タン=いしへんに炭、ジ=さけのとりに旨)などからサンセットレビューの要請があり、実施を決定した。

調査期間は8月30日から19年8月29日まで。期間中は13年発表のAD継続公告に沿って、従来同様のAD関税を課す。13年発表時のAD関税率は、対日本企業では6.1~37.1%となっている。

ビスフェノールAの関税コードは29072300。エポキシ樹脂など各種プラスチックの合成に使用される。

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