【カンボジア】保険業界、IT技術導入の必要性認識[金融](2018/08/29)
カンボジアの主要保険会社は、ビジネスの拡大と効率化のため、デジタル技術の導入が重要との認識を示している。クメール・タイムズ(電子版)が伝えた。
マニュライフのロバート・エリオット最高経営責任者(CEO)によると、カンボジアでは損害保険会社は15年前、生命保険会社は6年前から営業を開始した。最新技術の導入が十分でなく、オンラインで申し込める保険会社は2社しかないという。
同CEOは「国民の50%がインターネットにアクセスし、43%が交流サイト(SNS)を活用している」と指摘。企業は年々増えるネットユーザーを取り込む必要があるとの見方を示した。
リオール保険のエヴァ・チェン最高経営責任者(CEO)は「デジタル技術は、マーケティングや販売チャンネルの拡大、売り上げの増大、業務効率の改善に有用だ」と述べた。
カンボジアで営業する保険会社は現在28社。国営カンボジア保険のほか、損保が12社、生保が7社、マイクロ保険が8社ある。