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【中国】「滴滴」運転手の乗客殺害、温州市でも発生[社会](2018/08/27)

北京小桔科技(滴滴)が運営する配車アプリ「滴滴出行」でライドシェア(相乗り)サービスを利用した20歳の女性が運転手に殺害される事件が、このほど浙江省温州市で発生した。今年5月にも河南省鄭州市で相乗りサービスの運転手が乗客を殺害する同様の事件が起きており、当局が配車サービスに対する管理を強めるとしていた中での事件再発となった。ニュースサイトの澎湃新聞などが26日伝えた。

地元当局は25日までに運転手を逮捕し、同市永嘉県でサービスに用いられた車両を発見した。犠牲者の遺体も既に収用しているという。

滴滴は今回の事件を受けて、27日午前0時より相乗りサービスを停止し、内部調査を実施すると表明した。

中国の配車サービスを巡っては、アプリに登録された車両や運転手の情報と、実際にサービスを提供する車両(ナンバーや車種)や運転手が異なるケースが数多く見られ、問題視されていた。5月の事件発生時、交通運輸省運輸サービス局の蔡団結副局長は、運転手の登録前の経歴や犯罪歴の調査を徹底するなど、配車サービス業に対する管理を強化する方針を示していた。

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