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【ミャンマー】砂糖・燃油の再輸出認可、ドル高で一時中止[経済](2018/08/21)

ミャンマー商業省は17日から、砂糖と燃油の再輸出を前提とする輸入について、一時的に認可の発行を中止した。ドル高の進行が背景にある。イレブン電子版が18日伝えた。

商業省貿易局のヤン・ナイン・トゥン局長は、「砂糖と軽油の再輸出が為替相場の変動要因との批判があるため、両品目の再輸出を中止する」と説明。認可を取得済みの再輸出は継続を認めると付け加えた。同省は2015年8月、砂糖とビンロウ、ゴマ、綿の再輸出を認めている。

ミャンマー燃油輸入・販売事業者協会の関係者は商業省の決定について、「(再輸出向けの)輸入に伴う外貨の流出を止めようとしているのだろうが、再輸出がチャット安の要因なのか、十分に調査するべきだ」と述べた。 

商業省によると、18年4月~6月15日のガソリン輸入量は、前年同期比8%増の42万7,999トン。輸入額は34.6%増の2億9,431万米ドル(約325億4,700万円)だった。

与党、国民民主連盟(NLD)の経済政策顧問ショーン・ターネル氏は先に、自身のフェイスブックで「為替相場の変動には様々な国際要因があるが、砂糖と燃油の中国への再輸出も一因だ」とする見方を示していた。

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