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【シンガポール】配車グラブ、米社などから10億米ドル調達[運輸](2018/08/03)

配車アプリの開発・運営を手掛けるシンガポールのグラブは2日、米資産運用会社オッペンハイマーファンズなどから10億米ドル(約1,116億円)の資金調達を実施したと発表した。トヨタ自動車からの出資受け入れと合わせ、今回の資金調達ラウンドで計20億米ドルを手にしたという。

トヨタは6月、グラブに10億米ドルを出資すると発表していた。グラブによると、さらにオッペンハイマーファンズ、中国平安保険傘下の平安資本、韓国のIT大手ネイバーと金融大手の未来アセットグループが設立した未来アセット・ネイバー・アジア・グロース・ファンドなどから10億米ドルの出資を受けた。

グラブは、今回調達した資金の大半をインドネシア事業に振り向ける。同国の配車アプリ市場でのシェアは2位と地場ゴジェックに後れを取っているものの、今年に入って料理宅配サービス「グラブフード」の提供地域を首都ジャカルタから28都市に広げるなど、積極的に事業を拡大している。

一方のゴジェックは5億米ドルを投じ、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピンに進出する計画。海外展開を推進するため、既存株主から10億米ドル以上を調達したとされる。

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