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【タイ】ホンダ、「ウェーブ125i」の第4世代投入[車両](2018/08/03)

ホンダは7年ぶりにフルモデルチェンジした「ウェーブ125i」を発表した=2日、プーケット県(NNA撮影)

ホンダは7年ぶりにフルモデルチェンジした「ウェーブ125i」を発表した=2日、プーケット県(NNA撮影)

ホンダの二輪事業のタイ法人APホンダは2日、人気ファミリー車「ウェーブ125i」の新型車を発表した。7年ぶりにフルモデルチェンジした第4世代モデルで、5日までに全国で販売を開始する。優雅なデザインと燃費の向上をアピールし、年12万台の販売を目指す。

新型車「オール・ニュー・ウェーブ125i」は、ファミリー車として初めて欧州排ガス規制「ユーロ4」に適合する最新の電子制御燃料噴射装置(PGM―FI)を装備したエンジンを搭載。燃費は従来のガソリン1リットル当たり63.3キロメートルから64.0キロに向上した。新たに発光ダイオード(LED)のフロントライトを搭載したほか、優雅さを表す流線型のデザインに一新した。アルミホイールとワイヤホイールの2モデルをそれぞれ5万5,000バーツ(約18万5,000円)、5万2,800バーツで販売する。色はそれぞれ3色、4色。

ウェーブ125iは2001年にタイで販売を開始して以降、燃費の良さや使い勝手の良さが受け入れられ、二輪市場で5割を占めるファミリー車のセグメントで同じウェーブの排気量110ccモデル「ウェーブ110i」に次ぐ人気を維持。2013~15年は前年比マイナスで推移していたものの、16年、17年とタイ経済の回復に伴って2桁成長しており、新モデルの投入でさらに加速させる。

APホンダのスチャート副社長は、今年のタイの二輪市場について、上半期(1~6月)はゴムやサトウキビといった農産物価格の低迷で前年比2%減となったものの、下半期は回復に向かい、通年では前年比1~2%増のプラスになると予測した。昨年は約182万台だった。ホンダは当初に設定した通年目標148万台を維持する。

■HVは10万バーツ未満で販売

APホンダは同日、今月に販売を開始する高級スクーター「PCX」のハイブリッド車(HV)「PCXハイブリッド」を9万9,900バーツで販売すると発表した。先月にモデルを発表した時には「12万バーツ以下」としていた。スチャート氏は「より多くの人に使ってもらいたい」と述べた。

販売価格は、発売後2~3カ月で見直す見通し。

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