【中国】上期の自動車輸入22%減、関税調整が影響[車両](2018/08/07)
中国自動車流通協会によると、上半期(1~6月)における中国の自動車輸入台数は45万2,000台で、前年同期比22.1%減となった。7月1日からの輸入車関税引き下げを前に、消費者が買い控えに回ったことが輸入台数減につながった。経済日報系のニュースサイト中国経済網が6日伝えた。
輸入車の関税引き下げを巡っては、習近平国家主席が4月10日に「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」での演説で、年内の実施を表明した。その後国務院(中央政府)関税税則委員会が5月22日、7月1日から関税番号ベースで139品目の完成車の関税を現行の20~25%から15%に引き下げると発表。中国自動車流通協会・輸入車委員会の王存主任は、習主席が輸入車の関税引き下げを表明した4月から、消費者の買い控えが顕著になったと説明している。
上半期の輸入車販売台数は39万4,000台で9.8%減少した。
一方でブランド別の輸入車台数を見ると、上半期は上位10ブランドの中でレクサスとボルボだけは前年同期比で増加したという。