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【シンガポール】IMFによる金融分野の評価、5年ぶり実施[金融](2018/08/02)

シンガポールの金融管理庁(MAS)は1日、同国が今年、国際通貨基金(IMF)の金融セクター評価プログラム(FSAP)の評価を受けると発表した。2013年に続き、これが3度目となる。

今年11月と来年2月の2回にわたってIMFの視察団がシンガポールを訪れ、MASや他の政府機関、金融機関、学術機関などの上級幹部と面談。金融機関の財務の健全性、MASによる規制や監督体制、金融危機の際の関係当局の対処能力などを評価する。報告書は来年下半期(7~12月)に公表される予定。

FSAPは1990年代後半のアジア通貨危機を受け、99年に導入された。IMFが「主要な金融センター」と見なす国・地域を対象に、5年ごとに金融システムの安定性を評価するもので、シンガポールも対象に含まれている。

前回13年のFSAPの報告書では、銀行、保険、証券業に対するシンガポールの規制・監督は国際基準に沿っており、銀行や保険会社は金融危機に対処できる能力を備えているとして、「シンガポールは健全で安定した金融センター」と評価されていた。

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