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【中国】1~7月の海外IPO調達額、1.7兆円に[金融](2018/08/02)

金融データサービスの上海万得信息技術(Wind資訊)によると、今年に入ってから7月末までに香港を含む海外で新たに上場した中国企業は50社で、新規株式公開(IPO)による調達総額は153億4,700万米ドル(約1兆7,110億円)に達した。うち米国では19社が新たに上場し、調達総額は53億8,700万米ドルと、既に2017年通年の額を上回った。1日付経済参考報が伝えた。

今年米国で上場した中国企業のうち、これまでで最もIPOによる調達額が多かったのはオンライン動画配信サービスの愛奇芸(iQYI)で22億5,000万米ドル。モバイル電子商取引(EC)プラットフォームのホウ多多(ホウ=てへんに併のつくり)が13億2,600万米ドルでこれに次いだ。

香港では今年これまでに中国本土企業31社が新規上場。IPO調達額最多はスマートフォン製造大手の小米集団(シャオミ)で35億4,300万米ドル(換算、以下同じ)だった。2位はオンライン健康相談と健康アプリの平安好医生で11億1,800万米ドル。江西銀行が10億9,600万米ドルで3位に付けた。

Wind資訊は、海外上場後の株価が売り出し価格を割り込むケースが今年は急増していると指摘する。香港市場では今年これまでに、上場初日で売り出し価格を割った中国本土企業が12社あった。米国市場では6社だった。

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