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【ミャンマー】日本語教材をミャンマーで出版、J―SAT[社会](2018/07/30)

JーSATが現地で出版する「みんなの日本語初級1」とCDのセット(同社提供)

JーSATが現地で出版する「みんなの日本語初級1」とCDのセット(同社提供)

ミャンマー最大都市ヤンゴンに拠点を置く日系の人材紹介会社、ジェイサット(J―SAT)は25日、外国人のための日本語学習教材の出版社であるスリーエーネットワーク(東京都千代田区)と提携し、「みんなの日本語初級1」をミャンマーで発売した。

「みんなの日本語初級1」は、日本語を勉強する外国人にとって最初に使う教材として世界で知られている。ミャンマーでも9割以上の日本語学校で使用される一方、違法のコピー版が安価で出回り、正規販売部数は伸び悩んできた。

J―SATは外資系としては初めて、現地での出版ライセンスを取得した。西垣充代表は「日本語を初めて勉強するところから、コピー版ではなくオリジナル教材で学んで欲しい」と話す。

コピー版にはない解答集やCDをつけ、4,500チャット(約350円)で販売する。J―SATが最大都市ヤンゴンで運営する日本語学校のほか、ヤンゴンや第2の都市マンダレー、シャン州のタウンジー、カチン州のミッチーナなど地方の書店でも販売する予定。

今後は「初級2」、「新完全マスター」(日本語能力試験対策シリーズ)などについても順次ミャンマーで出版し、コピー版の一掃を加速させていくという。

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