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【中国】五輪シンボル保護強化、改正条例を月末施行[社会](2018/07/03)

中国国務院(中央政府)は6月30日、改正オリンピック・シンボル保護条例を公布した。2022年の北京冬季五輪を控え、五輪マークなどの保護を一段と強化した内容。今月31日に施行する。新華社電が伝えた。

改正前の現行条例は、08年の北京夏季五輪を念頭に02年に公布・施行されたもので、保護対象の一部を08年北京五輪関連の実行委員会、マークなどに限定していた。改正条例の保護対象には22年北京冬季五輪に限定したものはなく、同五輪の後に中国で別の五輪を開催することになっても再改正なしで対応できるようにしたことが特徴。国際オリンピック委員会(IOC)の五輪マーク、五輪旗などは現行条例同様に保護対象だ。

改正条例は現行条例にはない五輪シンボルの有効期限規定を設け、公告した日から10年とした。期限到来前12カ月以内に更新手続きをすれば10年延長できる。更新回数の上限は設けられていない。

五輪シンボル権利者の権利を侵害した者が侵害行為により金銭的利益を得ていない場合、現行条例では5万元(約83万円)未満となっている罰金が25万元未満に引き上げられるなど、罰則も強化された。

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