【シンガポール】ルワンダと2つの協定締結、投資と航空[経済](2018/06/18)
シンガポールは14日、アフリカ中部ルワンダと2つの協定を締結した。2国間の経済関係を強化する狙い。
締結されたのは2国間投資協定と航空サービス協定。2国間投資協定では、互いの国の企業による自国への投資を保護する取り決めだ。一方、航空サービス協定により、両国の航空会社は2国間の旅客・貨物便を、便数、輸送量、路線などの制限なしに飛ばすことができる。これには相手国を経由して第三国に航空機を運航できる以遠権も含まれる。
調印式は、シンガポール事業連盟(SBF)とシンガポール企業庁(エンタープライズ・シンガポール)によるビジネス視察団のルワンダ訪問に合わせて行われた。シンガポールのターマン副首相兼経済社会政策調整相とルワンダのエドゥアール・ンギレンテ首相が立ち会い、シンガポールのコー・ポークーン上級国務相(通産担当)、ルワンダのバンサン・ムニャシェカ貿易・産業相が署名した。
またコー上級国務相はこの日、電子政府サービスを手掛けるシンガポールのクリムゾンロジックがルワンダの首都キガリに設けた拠点の開所式に参加した。同社がアフリカに拠点を開設するのは初めて。
ルワンダは急速な経済発展を遂げており、2018年の国内総生産(GDP)成長率は6.8%に達する見通し。17年のシンガポールとの貿易総額は60万Sドル(約4,900万円)だった。