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必ずよろこばれる!ビジネスシーンでの手土産の選びかた

(写真= ProStockStudio /Shutterstock)

はじめに

ビジネスの世界において、取引先へのあいさつや、お祝いごと、歳暮や中元など、手土産を持参する機会は少なくないのではないでしょうか。
初めての訪問先へは何を選べばいいのか。失敗したくはないけど無難ではつまらない。高すぎず、安すぎず、かつお相手がよろこぶセンスのいい手土産はなかなか思いつきませんよね。
私は大手百貨店勤務時代、洋菓子売り場のショーケース前で頭を悩ませるたくさんのビジネスマンを見てきました。
そこで、ギフトアドバイザーの資格を持つ筆者が選ぶ、必ずよろこばれる、間違いない手土産をご紹介します。
真心のこもった贈り物は、お相手との心の距離をぐっと縮めることができます。
大切なビジネスの場での手土産選びに、プライベートでのこだわりの贈り物選びにも、ぜひお役立てください。
さらにここでは、手土産と、気になる交際費との関連についてもポイントをしぼってわかりやすくご説明いたします。

手土産の選びかたのポイント

おすすめの手土産をご紹介する前に、まずは選んではいけない手土産のポイントを抑えておきましょう。

・切り分ける必要のあるもの
・賞味期限の短いもの
・冷蔵・冷凍保存の必要な生もの
・高価すぎるもの

いくら話題で人気の品物でも、上記に当てはまる場合は避けたほうがよいでしょう。
ビジネスの手土産の場合、個包装されているもので、最低1週間は先の賞味期限のものがおすすめです。
また、悩む方も多い金額については用途にもよりますが、3,000円前後が妥当といえます。5,000円を超えてしまうとお相手が恐縮してしまうかもしれません。

また、訪問先の人数を考慮し、人数よりも少し多めに入ったものを選ぶとよいでしょう。

厳選手土産のご紹介

百貨店や駅ナカなど、見きれないほどたくさんの手土産がありますが、これを選べば間違いない、絶対によろこばれるお品物をご紹介します。

  • 京菓子司満月 阿闍梨餅(あじゃりもち)
    大正11年から変わらず愛されている京都の伝統半生菓子。
    しっとり、もっちりとした皮と、丹波大納言の粒餡が絶妙です。
    年配の方に人気のあるイメージの和菓子ですが、若い方にもおすすめの品です。
  • 資生堂パーラー チーズケーキ
    銀座生まれのチーズケーキ。ケーキというよりも、チーズそのものに近いくらい濃厚です。
    1個あたりの金額が約300円と少々お高めのため、少人数の訪問先におすすめです。
  • ウエスト チーズバトン
    リーフパイのイメージが強い銀座ウエストですが、知られざる銘菓のチーズバトン。
    チーズの風味がつよくほんのり甘いパイ生地には、塩気もあるので、甘いものが苦手な方やお酒を飲まれる方にぴったりの洋菓子です。
  • ヨックモック シガール
    手土産の大定番、間違いないおいしさのシガールです。知らない人はいないでしょう。
    すっと変わらない味だからこそ、大切なお相手に贈りたい手土産です。
  • ザ・メープルマニア メープルフィナンシェ
    パッケージ、手提げ袋がレトロな雰囲気でとにかくかわいく、女子の目に留まること間違いなしです。
    表面はカリカリ、中はふわふわ。バターの風味とメープルのやさしい甘さが絶品です。
    年代問わず喜ばれる手土産です。

【お詫び編】

  • 新正堂 切腹最中
    ビジネスマンの味方、切腹最中。切腹した腹に見立てた最中は、腹を切ってお詫びをしたいくらいの不祥事を起こし、お詫びの挨拶に行くとき、謝罪の気持ちをこめてお渡しする手土産として人気の品です。
    抜群のおいしさとネーミングで、きっと誠意が伝わるはずです。

税務上の交際費の範囲と計算方法

さて、おすすめの手土産をご紹介させていただきましたが、これらの支出の経理処理、いわゆる交際費について気になるところではないでしょうか。
ひとことに交際費と言っても、さまざまな費用が交際費に計上されます。税務上の交際費の定義は、「交際費、接待費、機密費その他の費用で、法人が、その得意先、仕入先その他事業に関係のある者等に対する接待、供応、慰安、贈答その他これらに類する行為(以下「接待等」といいます。)のために支出する費用」と定められており、その範囲は広いものとなっています。
さきほどご紹介したような手土産を購入した支出はその金額にかかわらず、交際費にあたります。

この交際費に該当する費用は税務上、一定の場合を除いて損金不算入となります。つまり、税務上は費用として認められません。ここでは簡単に、交際費に関してよく耳にする事項について、ポイントをしぼって解説します。

  • 5,000円基準とは
    税務上は「飲食その他これに類する行為(以下「飲食等」といいます。)のために要する費用(専らその法人の役員若しくは従業員又はこれらの親族に対する接待等のために支出するものを除きます。)であって、その支出する金額を飲食等に参加した者の数で割って計算した金額が5,000円以下である費用」は交際費から除かれると定められています。したがって、1人あたり5,000円以下の場合には、例えば会議費として税務上も費用として計上できます。
    ちなみに、1人あたり5,500円の場合には、超過した500円が交際費となるのではなく、5,500円全額が交際費となります。
  • 800万円基準とは
    これは資本金(出資金)1億円以下の法人(大法人の子会社等を除く)、いわゆる中小企業だけが使える税額計算時の特例です。この場合、損金不算入額が“支出交際費等の額-800万円×事業年度の月数/12”となります。つまり800万円までは、交際費でも税務上の費用として落とすことができます。なお、中小企業は損金不算入の計算方法がもう1つあり、“支出交際費等の額-接待飲食費の額×50/100”とすることもできます。2つの計算方法のうち、どちらか有利なほうを選択できるのです。ただし、この「接待飲食費」の金額を普段から他の交際費とわけて管理していないとこの計算をすることができません。

また、大企業の場合、上限額の計算は“支出交際費等の額-接待飲食費の額×50/100”のみと定められており、800万円の特例は使うことができません。普段からきちんと交際費の区分わけをしておくことが重要です。

この交際費の計算の仕方は少しややこしいので、表にまとめました。

最後に

ビジネスシーンでの大切なお客様への手土産の選び方、交際費との関連についてご紹介しました。
大切な手土産、どうしたらいいのか悩みますよね。一番大事なのは、「相手がよろこんでくれるものかどうか」ではないでしょうか。
手土産ひとつの印象でも、お相手との信頼関係を築けるきっかけになると思います。
ぜひポイントを押さえ、お相手に喜ばれる手土産を選んでみてください。

南青山リーダーズ株式会社 編集部