成功している経営者がクルーザーを購入する理由とは

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「成功者ならではの嗜好品」として根強い人気を誇るクルーザー。真っ青な空の下、さっそうと駆け抜けるその姿に憧れている人も多いものです。ただ、クルーザーを所有する理由は“趣味として”ということだけではありません。とくに会社の代表者が法人としてクルーザーを所有する場合、そこにはさまざまな利点があるとされています。

では、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。クルーザー販売の専門店として20年の歴史を誇り、新艇・中古艇の販売から修理、メンテナンス、パーツの販売、輸入代行、船検代行など、幅広いサービス提供している株式会社シーブリーズボートサービス代表の沼田宏満氏にお話をうかがいました。

活況の様相を呈するクルーザー市況。法人としての節税メリットも

「ここ数年の傾向として、客単価は上がっています。かつては5,000万円ほどの船が人気でしたが、それがやがて1億になり、2億、3億、今では5~6億円ほどにまで伸びています。そもそも海外では、経営者が「クルーザーを2台もっています」など普通のことですから。日本人でも、徐々にそのような感覚が培われているのかもしれません」(沼田氏)

日本でクルーザーと言えば、「お金持ちの贅沢品」「特別な人が所有するもの」というイメージが根強く残っています。しかし海外では、エグゼクティブ層がクルーザーを所有するのは普通のこと。その点、日本人の認識も少しずつ変わっているのかもしれませんが、まだまだ認識として一般化していないのが現状です。

ただ、もし経営者が法人としてクルーザーを所有することによってさまざまなメリットがあると周知されればどうでしょうか。単なる贅沢品・嗜好品としての存在ではなく、より戦略的な活用も可能になるはずです。事実、クルーザーを所有することで、経営上のメリットは数多くあるのです。

「周辺のマリーナには1,200隻のクルーザーが置いてありますが、所有者のほとんどは法人です。クルーザーの耐用年数は4年なので、節税対策の一環として所有している人も少なくないのです」(沼田氏)

耐用年数が4年ということは、4年で償却できるということです。つまり、それだけ短期間で経費計上できるため、節税効果も高いということになります。たとえば、1,000万円のクルーザーを5年ローンで購入した場合、初年度の支払いは200万円。一方で償却は、定額法でも1年目から250万円、定率法なら初年度から0.500の500万円を経費にできます。

このような特徴から、業績が好調な企業はもちろん、急激な利益が生じた企業なども利用しない手はないのです。

社員に対する福利厚生としてのクルーザー所有

さらに、法人としてクルーザーを所有するメリットは他にもあります。

「会社としてクルーザーを所有していれば、社員もその家族も、クルーザーを活用して遊ぶことができます。いわゆる福利厚生の一環ですね。スタッフや料理の手配まですべて当社で行いますので、利用者の方は特別な準備をすることなく、いつでもご利用いただけます」(沼田氏)

社員が自由にクルーザーを使える会社。なんて素敵な響きでしょう。福利厚生として、これほど魅力的なものもそうはありません。しかも、イベント時には各種手配までしてくれるのであれば、ほとんど手ぶらで遊びに行くことも可能です。

「大きい船の場合、必ずキャプテンやクルーを付けています。掃除をはじめとするメンテナンスの心配も必要ありません。いつでも派遣できるチームを構築し、お客さまに快適に遊んでいただける環境を提供しています」(沼田氏)

通常であれば、クルーザーを所有する場合、気になるのが船舶免許について。免許がなければ運転することもできません。しかし、キャプテンやクルーがいるのであれば、その点も気にすることなく楽しむことができるのです。いつもとは異なる特別な空間を、思う存分、堪能できます。

「お客さまの中には、「エンジンどこにあるの?」という方もいるほどです。とくにこのあたりであれば、無理に沖まででなくてもクルーザーライフを楽しむことは十分に可能なので、気兼ねなく所有していただけるかと思います。週末に来て、おいしいものを食べ、おいしいお酒を飲み、船で寝る。それだけでも十分なのです」(沼田氏)

クルーザーがそのまま避暑地の別荘になる

マリンスポーツとしての印象が強いクルーザーですが、その実は、まるで「避暑地にある別荘」のようなイメージが強いように思えます。夏場であれば沖に出て、さんさんと降り注ぐ日光を浴びることができますし、雨が降ってもクルーザーの中で快適に過ごすことができます。しかも、別荘に必須のメンテナンスはすべておまかせできるのです。

「ある会社の社員さんたちは、利用状況をノートに記録しているようです。いわゆる日記のように、利用記録をつけておくわけですね。そうすることで「○○が来て利用しました」「船内の電球がきれています」など、コミュニケーションツールとして活用しているようです。そのような工夫をしつつ、みんなでクルーザーを共有しています」(沼田氏)

無理に沖に出て遊ぶ必要もない。また、別荘のように掃除からはじまるということもない。そして、経営者の方にとって喜ばしい付随効果もあるようです。

「クルーザーに乗って遊ぶと、社員さんらそれぞれに一体感が生まれます。たとえば、みんなで釣りをしようという話になれば、それぞれが手分けして準備をし、みんなで競い合いながら釣りを楽しむことができる。ひとときの楽しさを共有すれば、自然に仲良くなれるものなのです」(沼田氏)

普段からマリンスポーツに親しんでいない人でも、ゲーム感覚で楽しめるような工夫をすることで、すぐに馴染むことが可能です。海釣りを気軽に楽しめるのもまた、クルーザーを所有することの醍醐味となります。

社員間のコミュニケーションを活性化

「おもしろいのは、社員同士の会話が、おのずと仕事の話題になりやすいということです。なるべく社長や部長とは一緒にせず、社員が羽を伸ばせるようにしていることが多いのですが、お互いに仕事の話ばかり。普段とは違った環境だからこそ、異なる視点から仕事について話し合えるのではないでしょうか」(沼田氏)

仕事外で仕事の話ができる瞬間は、それほど多くはありません。とくに、開放的な空間で、しかも自主的に行われるのであれば、会社として喜ばしいことだと言えそうです。

「やはり、ストレス発散の効果は大きいと思います。結局のところ、仕事の悩みはメンタルに響きますから。あとは、社員たちの悩みや不満などを、こっそり社長にも伝えてあげる。そうすれば、何をすればいいのかが自ずと分かるというわけです。もちろん、ここだけの話として伝えるようにはしていますけどね」(沼田氏)

また、クルーザーと別荘には大きな違いがあるとのこと。

「いまどき「軽井沢に会社の避暑地があります」と言っても、それほど魅力に感じる人は少ないのではないでしょうか。それよりも、「社員やその家族が自由に使えるクルーザーがある」と言った方が、インパクトは大きいですよね。そのあたりの差別化も、クルーザーならではの特権かもしれません」(沼田氏)

乗物という意味で言えば、クルーザーと似ているものに「高級車」があります。たしかに、節税対策としての利点も近しいものがあります。しかし、沼田さんは大きな違いがあると語ります。

「かつては高級車を乗り回していた社長も、クルーザーの魅力を知れば知るほど、引き込まれていくものです。だって、自分でただ高級車を乗り回していても、それほど得られるものはありませんから。それよりも、社員みんなが喜ぶようなことにお金を投資することこそ、社長の役目ですよね。もちろん、本人にもメリットはありますし」(沼田氏)

あらゆるマリンスポーツを堪能できるクルーザーの醍醐味

次に、クルーザーのスペックについてみていきましょう。

「1億円レベルのクルーザーにもなれば、マックス12名まで乗ることが可能です。これは世界基準で決まっている容量制限ですね。もっとも、12名も乗れれば、ある程度の遊びは何でもできます。規模感的にもちょうどいいのではないでしょうか。あまり多すぎても人を集めるのが大変ですし、少なすぎると盛り上がりませんしね」(沼田氏)

会社のメンバー、あるいはその家族10名ほどでクルージングを楽しむ。考えただけでもワクワクする瞬間です。

「10名ほどで集まって、わいわい食べて飲んで騒いで、思いっきり日頃のうっぷんを晴らす。そして海を見て、釣りをして、みんなで語り合う。最高の思い出をつくれます。これだけ充実した週末というのも、クルーザーなしにはなかなか実現できないと思います。夏場などは、毎週のように利用している会社もあるほどですから」(沼田氏)

もちろん、クルージングならではのマリンスポーツにも期待できます。季節に応じて、さまざまな遊びがあるそうです。

「クルーザーで楽しめるマリンスポーツと言えば、ジェットスキーやウェイクボード、バナナボード、あとは海釣りやスキューバーダイビング、トローリングなどさまざまです。道具さえ準備しておけば、大抵のマリンスポーツが楽しめると考えていいですね。小型のボートを積んでおけば、少人数で別々に遊ぶこともできます」(沼田氏)

具体的にはどのような流れでクルージングを楽しめるのでしょうか。

「基本的な流れとしては、金曜日の夜に仕事が終わったら船に集合。あらかじめ連絡をいただいている場合であれば、料理などの準備も整えます。あとは、飲んで、食べて、さわぐだけ。人目を気にせず朝まで盛り上がれます。翌日の土曜日は朝から岬に行って景色を眺め、天気が良ければ海水浴。泊まりたい人は日曜日まで泊まっていきますね」(沼田氏)

しかも、シーブリーズボートサービスさんは、シーサイドライン「鳥浜駅」徒歩5分の好立地。雨でも問題ありません。駅を降りれば潮の香りが鼻孔をくすぐります。

さらなる広がりをみせるクルーザーの未来

「社員にジェットスキーの免許取得をうながしている企業もあります。社員が多い会社であれば、会社に講師の先生を呼んで、希望者に講習を受けさせることも可能です。そうすれば、クルーザーの楽しみもより広がりますよね。会社としては、福利厚生になりますので、社員の心象も良くなるし税務的にもいいわけです」(沼田氏)

ジェットスキーに乗ってみたいけれど、免許がないからと断念している人も多いことでしょう。その免許取得を会社が支援してくれるとなれば、取得したいと考える人も多いのではないでしょうか。

「ある会社では、社員のうち50名がジェットスキーの免許を取得した事例があります。もちろん、講師側にとっても嬉しいことなので、喜んで協力してくれるのですね。クルーザーがあるおかげで、そのように、みんなが喜ぶ環境を構築できるのです。社員同士で士気を高め合えることも、プラスの効果を生みます。もちろん、勉強は必要ですけどね」(沼田氏)

そして、もっとも大切な安全への配慮についても、シーブリーズボートサービスでは余念がありません。

「クルーザー遊びで注意したいのは、安全への配慮。そのために、当社ではキャプテンやクルー、マリーナを同乗させています。定期的に安全講習(救急救命等)を実施することで、意識も高めているのです。指導は厳しいこともありますが、それもすべて安全のため。海を甘くみないことが大切です」(沼田氏)

沼田さんによると、事故を起こす人には一定の傾向があるそうです。

「いつもそうですが、事故をおこすのはルールを守らない人です。ですので、必要なルールについては徹底的に遵守していただきます。おかげさまで、ここ数年は目立った事故がありません。仕事もそうですが、締めるところは締めて、遊ぶときは遊ぶ。やはり、大事なのはメリハリではないでしょうか」(沼田氏)

安全・安心に遊べてこそのクルージング。ルールはきちんと守りたいものです。最後に、クルーザー市況の今後についてうかがいました。

「これからは、銀行員や公務員など、ちょっとお硬い職業の人にも、気軽にクルーザー遊びを楽しんでもらいたいですね。クルーザーの良さをもっとたくさんの人たちに知ってもらうために、幅広い方の利用が必要だと思います。イメージが変われば、まだまだ需要は伸びるのではないでしょうか」(沼田氏)

このように、経営者にとっていい事ずくめのクルーザー。節税対策として、そして社員の福利厚生として。所有を検討してみてはいかがでしょうか。

 

<取材協力>
株式会社シーブリーズボートサービス
代表取締役 沼田宏満
〒236-0007 神奈川県横浜市金沢区白帆4番3号
シーサイドピアビル 1F
シーブリーズボートサービスでは、新艇、中古艇の販売から修理・メンテナンス、パーツの販売、輸入代行・船検代行まで、幅広いサービス提供しています。

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