【マレーシア】日本人商議所、保健省にワクチン運搬機材寄付[医薬](2021/07/19)
マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)は16日、マレーシア保健省に対し、国内での新型コロナウイルスワクチンの円滑な輸送を目的に保冷用運搬ボックス50台と保管用冷蔵庫10台を寄付した。寄付総額は79万4,250リンギ(約2,078万円)相当となる。
アダム・ババ保健相の執務室で贈呈式を行い、岡浩駐マレーシア日本大使の立ち合いの下、JACTIMの児島大司会頭からババ保健相に目録が手渡された。児島会頭は「冷凍保存から接種会場までのワクチンの冷凍物流に対応した日本企業の製品をマレーシア政府に寄付する」と説明。ババ保健相は「大変ありがたく、有効に活用したい」と述べた。
寄付は、JACTIMに加盟する日本企業約600社が出資しているJACTIMファンデーション(商工会議所基金)を通じて決定し、資金を拠出した。贈られたのはパナソニックの医薬品輸送向け真空断熱保冷ボックス「ビクセル」(日本製)50台と、PHCの薬用保冷庫「MDF―U5412」(日本製)、「MDF―MU339」(インドネシア製)のそれぞれ5台。
保冷用運搬ボックスは50台のうち13台、保冷用運搬ボックスは10台全てが、マレーシア政府の国家接種計画で設置された大規模接種会場と関連施設に納入される。