【インド】EVテラ、FCCと提携で電動二輪発売へ[車両](2021/07/14)
クラッチ製造大手のエフ・シー・シー(F.C.C.、浜松市)と電動二輪車・三輪車の製造・販売を手掛けるテラモーターズ(東京都千代田区)は13日、インド事業で業務提携すると発表した。現地の市場に適した電動二輪車・三輪車を共同開発。テラモーターズの上田晃裕社長はNNAに対し、提携を通じてインドで2023年4~6月期に電動二輪車を発売する予定だと明らかにした。
エフ・シー・シーはインドの二輪社用クラッチ市場で6割以上のシェアを持つ。インドの二輪車市場の電動化を見据え、電動二輪車・三輪車向けの電動パワーユニットの開発に取り組んできた。一方、テラモーターズは東部コルカタに組み立て拠点を持ち、インドで電動三輪車を販売している。
エフ・シー・シーはインドで電動三輪車の事業基盤を持つテラモーターズとの提携を通じ、市場に適した電動パワーユニットの開発と事業化を加速し、インドとアジア全体における電動車の拡大に対応していく考えだ。テラモーターズにとっては、今回の提携はインドでの電動二輪車発売に向けた取り組みの一環となる。
エフ・シー・シーは提携を機に、テラモーターズに出資したことも明らかにしている。テラモーターズによると出資額は非開示。