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【ミャンマー】パーム油輸入に支障、コロナで海上輸送混乱[食品](2021/07/01)

ミャンマー食用油取扱業者協会(MEODA)によると、新型コロナウイルス感染症の再拡大で海上の貨物輸送が混乱し、パーム油の輸入に影響が出ている。国営紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマー(電子版)が6月30日に伝えた。

ミャンマーは、国内で消費される調理用油の大半をパーム油の輸入で賄っている。食用油の年間消費量は推定約100万トンとされ、うち輸入量が60万~70万トン。MEODAのサン・リン会長は、「インドでの新型コロナ感染拡大に対する懸念が、海運各社の運航に影響を及ぼしている」と指摘。さらに2月のクーデター後に銀行が機能不全に陥ったことで決済が滞り、輸出入業者が苦境に立たされていることにも言及した。

一方でパーム油の国内販売価格は、海外相場の値下がりに伴って下落している。海外相場は現在、1トン当たり995米ドル(約11万円)、国内の卸売価格は1ビス(約1.6キログラム)当たり2,800~2,900チャット(約188~195円)。1月上旬の海外相場は1トン当たり1,055~1,200米ドルだった。

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