【フィリピン】小売りメリーマート、Ｍ＆Ａで事業拡大へ［商業］（2021/05/19）

フィリピンの新興スーパーマーケットチェーン、メリーマート・コンシューマーは17日、事業拡大に向けて合併・買収（Ｍ＆Ａ）を進めていく方針を明らかにした。

エドガー・シア会長は「日用品や薬局など成長が見込める分野でＭ＆Ａの機会を探っていく」と話した。店舗網の拡大などを通じた成長戦略にも引き続き注力していく考えを示した。

同社は不動産開発会社ダブルドラゴン・プロパティーズの会長も務めるシア氏が率いる持ち株会社インジャップ・インベストメンツの子会社。「メリーマート・グロサリー」「メリーマート・マーケット」「メリーマート・ストア」のブランドでスーパーを運営するほか、卸売り事業も展開している。

2020年６月にフィリピン証券取引所（ＰＳＥ）に上場した。20年12月期の連結決算は、売上高が前期比33.7％増の34億7,408万ペソ（約79億円）、純利益が72.2％増の4,824万ペソだった。