【カンボジア】南西部コッコン州、新たな港に着工[運輸](2021/05/19)
カンボジア政府はこのほど、南西部コッコン州で新たな港湾に着工した。地元各紙(電子版)が伝えた。
新港の建設事業費は150万米ドル(約1億6,400万円)。幅6.5メートル、長さ69メートルの中規模多目的港湾を、老朽化した旧港の代替として、ケマラク・ポウミンに開発する。13日に着工した。
コッコン州公共事業・運輸局によると、工期は2年。港につながる幅8メートル、長さ28メートルの橋2本も建設する。
新港の建設について、太平洋アジア観光協会(PATA)カンボジア支部のトゥーン・シナン支部長は、「これまではタイから陸路でコッコン州を訪れる観光客がほとんどだったが、今後は海路での往来も増加する」と予想。貿易の拡大にも貢献するとの期待を示した。
スン・チャントル公共事業・運輸相によると、カンボジアには105カ所の港湾がある。うち78カ所が河川港で、残る27カ所は海港。