【マレーシア】航空交通権の申請件数、1Qは6件増[運輸](2021/04/21)
マレーシア航空委員会(MAVCOM)は19日、今年第1四半期(1~3月)の航空交通権の申請件数は24件で、全て認可されたと発表した。内訳は国際線が21件、国内線が3件だった。全体の申請件数は前年同期比で6件増えた一方、前期からは19件減った。
航空会社別に見ると、地場の航空貨物会社マイ・ジェット・エクスプレス・エアラインズが12件で、全体の半分を占めた。このほか、マレーシア航空(MAB)が6件、格安航空会社(LCC)のエアアジア・グループが4件、航空貨物会社のラヤ・エアウェイズが2件だった。
MAVCOMのサリプディン・カシム委員長は「物流需要の増加を受け、航空貨物の拡大が続いている」との見方を示した。
本来は認可から6カ月以内に運航を開始しないと認可が自動的に取り消されるが、MAVCOMは新型コロナウイルスの影響を考慮し、昨年6月にこの条件を緩和。そのため、今年第1四半期に認可が取り消されたケースはなかった。