【シンガポール】陸上庁、EV充電設備設置で提案依頼[車両](2021/04/12)
シンガポール陸上交通庁(LTA)は、公共駐車場に設置する電気自動車(EV)の充電設備について、業界関係者からの提案依頼書を受け付けると発表した。EVの利用促進に伴い、商業的に持続可能な設備を設計する上で必要な知見を民間企業から募る。
充電場所の設置や運用方法、利用料金、変電所などのインフラ設備の改修に関する意見を求める。集まった意見は、将来実施する充電設備の入札で生かす。
陸上交通庁とシンガポール都市再開発庁(URA)は2020年11月、EV充電設備の入札を行うと発表。国内200カ所余りで、充電設備600基を整備する案件だ。
政府は30年までに、国内のEV充電設備を6万基まで増やすことを目指している。うち4万基は公共駐車場に設置する。30年代までに、公営住宅(HDBフラット)の全駐車場を含む全ての地区でEVに対応できる設備を整備する予定だ。