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【香港】2月のCPI0.3%上昇、伸び鈍化[経済](2021/03/23)

香港政府統計処が22日発表した2月の総合消費者物価指数(総合CPI)は、前年同月比0.3%の上昇だった。上昇は2カ月連続だが、前月(1.9%)から大幅に鈍化した。

人口の半数を占める中低所得世帯(月平均支出約6,300~2万7,600HKドル=約8万8,200~38万6,000円、2020年を基準に調整)を対象に算出した甲類消費者物価指数(甲類CPI、A類CPI)は0.9%上昇した。

政府による中低所得者向け生活支援補助金の影響を除いた指数の変動率(基本インフレ率)は0.1%の下落だった。

総合CPIを品目別に見ると、電気・ガス・水道は19.3%と大幅に上昇した。医療サービス(1.8%上昇)、外食を除く食品(1.5%上昇)も上がった。一方、衣類・履物は3.9%、交通は2.9%それぞれ下落した。

1~2月の総合CPIは前年同期比で1.1%上昇した。同期の基本インフレ率は0.3%の下落だった。

政府報道官は、域内外ともに経済活動が景気後退以前の水準まで回復するには一定の時間がかかり、インフレ圧力は短期的には引き続きごく軽いレベルにとどまるとの見通しを示した。

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