【マレーシア】ゲンティン、米系列カジノに2千万ドル注入[金融](2021/03/23)
マレーシアのカジノ運営会社ゲンティン・マレーシアは19日、米国で系列カジノを運営するエンパイア・リゾーツに2,000万米ドル(約21億7,480万円)の資本を追加注入すると発表した。
米国の完全子会社ゲンティンER2LLCを通じて、エンパイアの優先株「シリーズL」200株を引き受ける。エンパイアはこれにより調達した資金を運転資金や債務再編に充てる予定。
ゲンティンは今回の資本注入により、1株当たり10米ドルで普通株1,700万株に転換可能なエンパイアのシリーズL1,700株を保有することになる。ゲンティンはまた、1株当たり20米ドルで200万株の普通株式に転換できる優先株「シリーズG」400株も保有している。
ゲンティンは2019年11月、エンパイアの親会社キエンフアット・リアルティー3と設立した合弁会社を通じ、エンパイアを買収した。エンパイアは新型コロナウイルスの影響で経営が悪化しており、ゲンティンは昨年3月に4,000万米ドル、同9月にも1億5,000万米ドルの資本を注入していた。