【シンガポール】国交省、インフラ開発促進機関と連携［建設］（2021/03/23）

国土交通省は、シンガポール政府が立ち上げた東南アジアのインフラ開発促進機関、インフラストラクチャー・アジア（ＩＡ）と連携することで、覚書を締結した。日本とシンガポールの民間企業の支援を協力して行う。

３月５日に両者が共催したウェビナー「日シンガポール連携による第三国へのインフラ展開に向けて」内で、覚書に署名した。相手国企業の連携や、第三国でのプロジェクトに対する関心を調査するほか、情報提供、関係国・機関との連絡・調整などを実施する。

主な分野は、街全体をＩＴでつなぐ次世代都市「スマートシティー」開発を含む都市開発、道路、橋となる。東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）諸国を中心としたアジア地域を対象とする。他分野・地域も協議の上、必要に応じて協力していく。

国土交通省の総合政策局海外プロジェクト推進課国際協力官の野原邦治氏は、ＮＮＡの取材に対し「ＡＳＥＡＮの特に途上国では、発展に伴う都市開発のニーズがある。最近はスマートシティーといった分野への注目も高まっている。この需要をしっかり取り組んでいきたい」と語った。