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【インドネシア】トラジャ空港の運用開始、観光活性化に期待[運輸](2021/03/19)

インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は18日、南スラウェシ州タナトラジャ県に建設したトラジャ空港の運用開始を宣言した。同県の観光名所へのアクセスが容易になることで、観光産業の活性化、地方経済の発展が期待される。

トラジャ空港はターボプロップ双発旅客機「ATR 72-600」が離着陸できる長さ2,000メートルの滑走路を有する。ターミナルの面積は1,152平方メートルで、旅客取り扱い能力は年間4万5,000人。建設には8,000億ルピア(約61億円)を投じた。

ジョコ大統領は「これまで州都マカッサルから陸路で9時間かかっていたが、50分に短縮される」と評価。「バリや首都ジャカルタ、西ジャワ州バンドンからも直接タナトラジャを訪問し、観光地を巡ることができるようになる」と指摘した。

大統領は同時に、東ヌサトゥンガラ州のアロール県に建設したパンタル空港の運用も開始すると宣言した。パンタル空港は900メートルの滑走路を備え、ターミナルの旅客取り扱い能力は年間3万6,000人。

ジョコ大統領は、2カ所の空港が周辺地域の経済成長を推し進めるための中心的な役割を果たし、新たな雇用機会を生み出すことを期待すると述べた。

ジョコ大統領はトラジャ空港の運用開始を宣言した=18日(内閣官房提供)

ジョコ大統領はトラジャ空港の運用開始を宣言した=18日(内閣官房提供)

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