【カンボジア】コロナ感染者、１日で100人以上［医薬］（2021/03/17）

カンボジア保健省は15日から16日までに、新型コロナウイルス感染症の陽性者が新たに125人確認されたと発表した。これにより、累計感染者は1,430人となった。クメール・タイムズ（電子版）が同日伝えた。

15日に20人、16日に105人の感染が発表された。

15日の20人は、ベトナム人１人を除き全てカンボジア人だった。20人のうち18人は、２月下旬に発生した首都プノンペンが発生源となったクラスター（感染者集団）の関係者で、２人はシンガポールとタイからの帰国者だった。

16日の感染者は、全て同クラスターの感染者だった。地域別では、プノンペンに隣接するカンダル州が64人で最多。次いでプノンペンの29人などだった。国籍別では中国人が52人で最も多く、カンボジア人の34人、ベトナム人の10人、タイ人の８人、マレーシア人の１人と続いた。これにより、同クラスターの感染者数は924人となった。

フン・セン首相は15日、国民に向けたメッセージで、結婚式など全ての集会を禁止すると発表した。自宅での小規模な結婚式は認めるという。

集会の禁止は、プノンペンのクラスターで感染した２人が結婚式に出席していたことを受けた措置となる。２人は検査後の自主隔離要請に従わず、それぞれ、南部カンポット州、タケオ州での結婚式に出席。その後陽性が判明したため、両州は学校の休校などの対応を迫られた。