【韓国】ハンオンシステム、慶州にEV部品工場建設[車両](2021/03/04)
自動車の空調システムを手掛ける韓国のハンオンシステムが2日、南東部の慶尚北道慶州市に電気自動車(EV)向け部品工場を着工したと発表した。7月から段階的に生産を開始する。
ハンオンシステムの5カ所目の国内工場で、初のEV向け専用の部品工場となる。敷地は3万3,000平方メートル。EVの主要部品であるヒートポンプモジュールや冷却ファン付きバルブアセンブリなどを生産する計画だ。2024年までにEV30万台分の生産を目指す。
ハンオンシステムはすでに、韓国最大手の現代自動車からEVモデル向けの部品を受注している。新車「アイオニック5」など同社が開発したEV専用プラットフォーム(車台)を適用したEV向けに供給する計画だ。慶州工場は現代自の蔚山工場から20キロメートルほど離れた距離で、円滑な供給が見込める。