【韓国】ネトフリ、韓国コンテンツに５億ドル投資［媒体］（2021/03/02）

米動画配信大手のネットフリックスは２月25日、韓国オリジナルコンテンツの制作に今年５億米ドル（約530億円）を投じると発表した。ドラマやバラエティーなど韓国オリジナルのコンテンツを年内に10本以上発表する計画だ。

ネットフリックスによる積極的な投資は、韓国コンテンツの競争力を見込んでのものとみられる。同社の韓国・アジア太平洋地域（日本・インド除く）コンテンツ総括のキム・ミニョン氏は「アジア市場の成長のためには韓国コンテンツが最も重要。アジア以外の国でも人気があり、一時的な流行ではなく一つのジャンルとして位置付けられている」と述べた。

ネットフリックスはオリジナルコンテンツの制作とともに、国内のテレビ局と提携して韓国コンテンツの世界進出にも力を入れる。ネットフリックスを通じて提供される韓国のコンテンツは、世界の約190カ国・地域に字幕や吹き替えで配信される見通しだ。

ネットフリックスは2016年に韓国進出。昨年までに韓国オリジナルコンテンツに計7,700億ウォン（約733億円）を投じ、約80本を制作した。