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【香港】1月のCPI1.9%上昇、7カ月ぶりプラス[経済](2021/02/23)

香港政府統計処が22日発表した1月の総合消費者物価指数(総合CPI)は、前年同月比1.9%の上昇だった。前年同月に政府が公営住宅居住者に家賃補助を支給し、比較対象となる数値が低かったことが主因。上昇は7カ月ぶり。

人口の半数を占める中低所得世帯(月平均支出約6,300~2万7,600HKドル=約8万6,000~37万6,500円、2020年を基準に調整)を対象に算出した甲類消費者物価指数(甲類CPI、A類CPI)も6.3%上昇した。

政府による中低所得者向け生活支援補助金の影響を除いた指数の変動率(基本インフレ率)は0.5%の下落だった。外食費用の下落などにより前月(0%)から0.5ポイント下がった。

総合CPIを品目別に見ると、住宅は6.1%上昇した。電気・ガス・水道は19.1%も上昇。医療サービス(1.8%上昇)、雑貨(0.8%上昇)も上がった。

一方、交通は3.1%下落した。衣類・履物も2.6%、外食を除く食品も0.3%、それぞれ下落した。

政府報道官は、域内外ともに経済活動は景気後退以前の水準を回復しておらず、全体的なインフレ圧力は短期的には引き続きごく軽いレベルにとどまるとの見通しを示した。

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