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【ベトナム】北部で新規感染18人、大都市は制御下に[社会](2021/02/19)

ベトナム保健省によると、18日午後6時時点で新型コロナウイルスの感染者が前日から北部ハイズオン省で18人増え、1月下旬からの全国の市中感染者数は累計755人となった。市中感染が出ているのは13省市。ハイズオン省は複雑な状況だが、大都市などは抑え込みに向けて制御できているという。首都ハノイでは死亡後に新型コロナ感染が発覚した50代の日本人男性の接触者ら586人を検査し、同日正午時点で584人が陰性だった。

1月下旬からの市中感染はハイズオン省が575人と最も多い。同省は16日午前0時から15日間、社会隔離措置の厳格な実施を求める首相指示16号(16/CT―TTg)に基づき省全体が封鎖された。検査による感染源の特定、隔離などが進められている。

クアンニン省、ホーチミン市、ハノイ、中部高原ザーライ省でも市中感染者数が2桁となっているが、対策を進めてコントロールできているという。ただ、テト(旧正月)休暇期間が終わり、帰省していた人が戻ってくる際に再び増えるリスクがあるとみられている。

ハノイで死亡した50代の日本人男性は三井物産の社員。日本からホーチミン市に渡った後、14日間の隔離期間を経て2月1日にハノイに移動していた。接触者のうち、同僚2人が陽性となっているが、ほかへの感染は確認されていない。

国内の新型コロナの感染者数は累計2,347人。回復したのは1,605人で、死者は35人。隔離措置・経過観察の対象者は14万4,071人で、内訳は自宅が12万9,169人、隔離施設が1万4,325人、病院が577人だった。

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