【マレーシア】グラブ、ワクチン接種推進へ運転手らを支援［サービス］（2021/02/09）

東南アジアの配車最大手グラブのマレーシア法人、グラブ・マレーシアは４日、国内および域内の運転手らを対象として、新型コロナウイルスワクチンの接種を奨励するプログラムを始動したと発表した。

同社の声明によると、ワクチン接種が進むよう啓発のための情報を提供する。昨年末に保健省が行った調査では、マレーシア人の３人に１人がワクチンに不安を抱いていることが明らかになった。グラブは東南アジア各国の政府と協力して、ワクチンに関する正しい情報をアプリ上で提供する方針だ。

また運転手や配達員がワクチン接種に必要な時間や費用を捻出できるよう支援金を出し、各国のワクチン接種計画を後押しする。運転手や配達員がワクチンの副反応により休業を余儀なくされた場合は、医療休暇保証基金で減収分を補塡（ほてん）する。このほか、国のワクチン接種計画の対象外とされた従業員やその家族の接種費用を負担するという。

グラブは2022年中に全ての従業員、運転手、配達員がワクチンの接種を完了することを目指す方針だ。