【韓国】豊田通商子会社、韓国レーダー社と提携［ＩＴ］（2021/02/08）

豊田通商の子会社で電子部品商社のネクスティエレクトロニクス（東京都港区）が、韓国でレーダー開発などを手掛けるスマートレーダーシステムと資本業務提携を結んだ。同社が持つ独自のミリ波レーダーモジュールを、見守り・防犯や自動車、ロボットメーカーに供給する。出資額は非公開。

2017年に設立したスマートレーダーシステムは、ハードウエアの設計製造や信号処理、ソフトウエア、深層学習（ディープラーニング）に基づくアルゴリズム設計などレーダー開発に必要な幅広い技術を持つ。ミリ波レーダーのデータをイメージ化する技術で、人の姿勢や生体信号を高い精度で認識することができるという。

主に◇高齢者や子どもの見守り◇侵入者検知の防犯システム◇車両や無人ロボット、ドローン（小型無人機）の衝突防止――などでの採用が見込まれる。ネクスティエレクトロニクスは開発段階や量産まで顧客ニーズに応えたサポートを提供していく。