【中国】上海市のＧＤＰ、20年は1.7％増［経済］（2021/01/25）

上海市統計局は24日、2020年の同市の域内総生産（ＧＤＰ、速報値）が前年比1.7％増の３兆8,700億5,800万元（約61兆9,500億円）だったと発表した。新型コロナウイルス流行の影響で１～９月は前年同期比0.3％減とマイナスだったが、通年ではプラス成長に転換した。

産業別では、第１次産業が8.2％減となった一方、第２次産業と第３次産業はそれぞれ1.3％、1.8％増加した。第３次産業が同市ＧＤＰに占める比率は73.1％で、前年から0.2ポイント拡大した。

鉱工業生産総額（一定規模以上の企業対象）は1.9％増。付加価値ベースの鉱工業生産額（一定規模以上の企業対象）は1.7％増だった。

固定資産投資は10.3％増となり、08年以降で初めて２桁増となった。新築住宅の販売面積は5.9％増の1,434万平方メートルだった。

個人消費の指標となる小売売上高は0.5％増の１兆5,932億5,000万元となり、通年でプラスとなった。同市企業、商店のインターネット販売額は10.2％増の2,606億3,900万元で、小売売上高全体の16.4％を占めた。