【カンボジア】インド直行便運航、コロナ収束後に実現へ[運輸](2021/01/25)
カンボジア政府は、新型コロナウイルスの感染収束後にインドへの直行便運航を開始することで同国と合意した。観光業界は、直行便の就航によるインド人観光客の増加に期待を示している。プノンペン・ポスト(電子版)が伝えた。
カンボジアのタオン・コン観光相は20日、新たに赴任したインドのデブヤニ・コブラゲード(Devyani Uttam Khobragade)駐カンボジア大使と面談し、直行便運航に関して合意した。同相は「新型コロナが完全に統制下に置かれた後、直行便の運航を含め、両国間で観光業界の発展に向けた協調関係を築き上げることが重要」とコメント。コブラゲード大使も、直行便の実現に向けて関係機関と協力していく考えを示した。
世界遺産アンコール遺跡群のツアーガイド団体、クメール・アンコール・ツアー・ガイド協会(KATGA)のキュー・ティ会長は、世界有数の人口を誇るインドと直行便で結ばれることで、アンコール遺跡群を訪れるインド人観光客がさらに増加し、結果的に地元の雇用拡大につながるとの期待を表明している。
両国は2002年、直行便の運航を認めることで基本的に合意していた。