【韓国】日本で22日に新作公開、ビョンホン氏に聞く[媒体](2021/01/21)

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1979年に韓国の朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が、側近で中央情報部(KCIA)の金載圭(キム・ジェギュ)部長に暗殺された実話を基に描く韓国映画「KCIA 南山の部長たち」が、1月22日に日本で封切られる。金載圭がモチーフとなる主人公を演じた人気俳優イ・ビョンホンさんに書面インタビューし、作品の魅力や演技に対する姿勢などについて聞いた。

書面インタビューに答えたイ・ビョンホン氏(ショーボックス提供)

書面インタビューに答えたイ・ビョンホン氏(ショーボックス提供)

――韓国では「南山の部長たち」が高い人気を誇った。

「南山の部長たち」は、新型コロナウイルス禍の中でも2020年の韓国観客動員数で1位(約450万人)を記録した。韓国の近代史で最もミステリーな朴正煕大統領の暗殺事件を、それぞれの俳優が素晴らしい演技を披露し、それが絶妙に調和したことが高評価につながったようだ。日本の観客にも、高い作品性と演技力を楽しんでもらえればと思う。

――実話に基づく主人公を演じる上で、心掛けたことは。

暗殺事件は約40年前の出来事でそれほど古くない。当時の状況を描いた書籍やドキュメンタリーがたくさんあるため、役作りにはこうした資料を参考にした。また、当時を知る人からも実際に話を聞いて、自分なりに少しずつキャラクターを固めていった。

――謎が多い事件の映画化について。

事件の背景として、金載圭はなぜ暗殺を実行したのか、またその行動は計画的だったか、それとも偶発的だったのかという謎がある。ただ、それは今でも歴史的に明らかにされていないことだ。

映画製作が決定する際に、ウ・ミンホ監督とは約束事をした。エンターテインメント性を高めるために、新たな要素を加えたり、脚色したりして、歴史に反することはやめようという約束だ。監督が、この約束事を忠実に守ってくれたことにとても感謝している。

――「南山の部長たち」のような重厚な役割を演じる作品に数多く出演する一方、「エターナル」や「それだけが、僕の世界」など平凡な男性を演じる作品にも多数出ている。作品選びの基準はあるか。

シナリオを読んで心が動かされれば、どんな作品でも引き受ける。その意味では極めて主観的だ。キャラクターや映画の規模もあまり関係ない。心に響くシナリオに沿って、常に新しい演技に挑みたい。

――「パラサイト 半地下の家族」の米アカデミー賞受賞などで韓国映画が世界から注目を集めている。

海外で一緒に働いていた映画業界の知人によると、韓国映画の最大の強みに「作品の多様性」と「予測が難しいストーリー展開」を挙げていた。その強みを武器に、韓国映画は今以上に世界で普及していくのではないかと考えている。

――新型コロナの影響で映画館の様子も様変わりした。

昨年1月に「南山の部長たち」の舞台挨拶をした時の光景は、遠い昔の話のようだ。満員の客席を「いい思い出」として残すのはもったいないが、こればかりはどうにもならない。一日も早く、笑顔の観客と会える日が来るよう願っている。(聞き手=中村公)

イ・ビョンホン氏は、大統領に忠実だった主人公の心情が次第に変化していく様を、圧巻の演技で表現した(COPYRIGHT c 2020 SHOWBOX, HIVE MEDIA CORP AND GEMSTONE PICTURES ALL RIGHTS RESERVED)

イ・ビョンホン氏は、大統領に忠実だった主人公の心情が次第に変化していく様を、圧巻の演技で表現した(COPYRIGHT c 2020 SHOWBOX, HIVE MEDIA CORP AND GEMSTONE PICTURES ALL RIGHTS RESERVED)

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