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【タイ】12月の消費者信頼感、コロナ再流行で悪化[経済](2021/01/11)

タイ商工会議所大学(UTCC)はこのほど、2020年12月の消費者信頼感指数(CCI、100以上が好感)が前月比2.3ポイント下落の50.1だったと発表した。国内で新型コロナウイルス感染症が再流行したことを受けて、指数は3カ月ぶりに悪化し、過去5カ月で最低水準となった。

消費者信頼感を項目別に見ると、「経済全般」が2.1ポイント下落の43.5、「雇用」が2.5ポイント下落の47.5、「将来の収入」が2.4ポイント下落の59.2だった。いずれも3カ月ぶりに悪化した。

同時に行われた「今が新車の買い時か」を問う調査では、「買い時」の割合から「買い時ではない」を引いた値に100を足した「買い時指数」が前月比3.0ポイント下落の52.3。住宅など不動産の買い時指数は3.1ポイント下落の34.9だった。両指数とも3カ月ぶりに下落した。

UTCCは、12月半ばに首都バンコク西郊サムットサコン県の水産市場で新型コロナのクラスター(感染者集団)が発生したことをきっかけに市中感染が再び拡大し始めたことを受けて、国内経済の回復や雇用の見通しに対する消費者の懸念が増大したと分析している。

CCIは、経済状況の認識について「良い、良くなった」と回答した割合から「悪い、悪くなった」の割合を差し引き、100を足した値。調査は毎月下旬に全国で実施される。今回は2,249人が回答した。

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